2008年09月13日

ラストゲーム ー最後の早慶戦ー

えーと、今日は凄い久しぶりに映画のレビューを書いてみましたw(ネタばれ有ります。というか大部分がネタばれですw)


グラフィック0912.jpg

評価☆☆☆☆
ー1943年10月16日
それは永遠に語り継がれる特別な試合
あの日、僕達の願いが奇跡を生んだー

太平洋戦争の戦況の悪化と共に「野球は敵国のスポーツだ」と六大学野球が廃止され学生徴兵猶予も撤廃となります。

学徒出陣をその年の暮れに控えながらも、早稲田大学野球部顧問である飛田穂洲だけは、学生野球の本分は練習から学ぶことだという信念で学生達と共に練習を重ねていました。

部員達の「試合がしたい」という思いが強まる中、慶応の小泉信三塾長から二度と帰れないかもしれない若者達に生きた証を残してやりたいと「早慶戦」の申し込みが来ます。

飛田は願ってもいないことと快諾しますが、早稲田の総長より「事故があっては責任が取れない」と断固として反対されます。
実は当時、早稲田は戦争に反対を唱える教師が多く、圧力から教鞭の取れない人が多数出ており、これ以上文部省と軍部を刺激すると早稲田大学自体の存続が危ぶまれることから反対の立場を取っていたのです。

戦時下という今から見れば特殊な世相の中、時代の波に翻弄されながらも青春を生きた若者達となんとか最後に好きな野球を存分にやらせてやりたいという大人達の思いに胸が熱くなるものを感じます。

そしてとうとう、早稲田の総長も飛田の熱意に折れ、10月16日「出陣学徒壮行早慶戦」が早稲田大学、戸塚グラウンドで実現します。

これが最後になるかもしれないと様々な思いで試合に臨む選手達。

結果は10-1で早稲田の圧勝。終盤にさしかかり、試合に勝ち越している早稲田のレギュラーが記念にベンチ入りしている選手達に打席を回しても良いかと飛田に申し出ます。

しかし、飛田は直前まで試合が出来るかどうか分からない状況であったのは早稲田側の責任であり、(その間、慶応の選手達は少しでも家族と長く過ごせるように、学校側の配慮で帰省していた人が多く、そのため十分な練習が出来ずに試合に臨んだ。)最後までベストメンバーでいくことが相手に対する礼儀だとその申し出を却下します。(この飛田のフェアプレーの精神がボディブローで効きますw)

そして試合終了後、各校によるエールの交換。お互いの校歌でエールを送ります。(実際にはその後、両校で海ゆかばの合唱があったそうですがそこはカットされており、それは不満です…。)
「次は戦場で会おう。」と握手を交わす選手達にボクの涙腺はついに決壊w

ラストは実際の学徒出陣、そして敵艦に突っ込んでいく特攻機の記録映像が流れます。

この試合に参加した早稲田の選手のうち、神風特攻隊として沖縄洋上で散華した近藤清さん始め、五名が戦死されたそうです…。

今、こうして何不自由ない生活の中で彼等のことを思う時、改めて全てを犠牲にして日本の礎になってくれた若者達に深い感謝の思いが沸いてきます。


ランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
undefined
posted by 豪 at 01:53| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(9) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
作品そのものは純粋に楽しめました。しかし
この映画の配給会社の「シネカノン」は朝鮮総連関係者がトップを占める会社ですね。監督もチョソン(朝鮮)大好き人間ですし。気にかかります。日本が戦争ができるようになると困ってしまう国といえば、北朝鮮ですね。それを防ぐために「日本は戦争を繰り返すな」という世論誘導の映画を作っているのでしょうか。
Posted by 彩雲 at 2008年09月22日 23:59
こんばんは! コメント有難うございます。シネカノンという配給会社の実態はボクも聞いております。
ボクも彩雲さんと同じで作品自体は史実を元にしたものなので良かったと思っています。
シネカノンがどのような意図があってこの手の作品を手掛けているかはわかりませんが見る人の受け止め方かなと思っております。
こんな悲惨な出来事があったのだから戦争はよくない。彼等は無駄死にだった。と制作者サイドは誘導したいのかもしれません。
ですがボクは記事にも書きましたが、このような方々がいて今の日本があり、やはり先の大戦で亡くなられた方達には敬意を表するべきとの思いになりました。もし、シネカノンと制作者が彩雲さんのおっしゃるような意図でこの映画を制作したのならボクに対してはとんだ失敗作だったと言えるでしょうねw

またそのような方向に誘導されている方がこの作品を見た方の中にいたならそういった方々にもきちんとしたことを伝えていくべきだとボクは思っています。
Posted by 豪 at 2008年09月23日 00:50
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

ラストゲーム 最後の早慶戦
Excerpt: 戦争真っ只中の1943年、「野球は敵国アメリカのスポーツだ。」と、東京六大学野球は解散、さらには学徒出陣も開始された。 バットから銃へ。 そんな中、慶応義塾大学塾長・小泉信三から早稲田大学野球部顧問・..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2008-09-13 21:01

『ラストゲーム 最後の早慶戦』
Excerpt: □作品オフィシャルサイト 「ラストゲーム 最後の早慶戦」□監督 神山征二郎 □脚本 古田求 □キャスト 渡辺 大、柄本 佑、和田光司、中村俊太、脇崎智史、片山享、原田佳奈、宮川一朗太、三波豊和、柄本 ..
Weblog: 京の昼寝〜♪
Tracked: 2008-09-14 09:35

劇場鑑賞「ラストゲーム最後の早慶戦」
Excerpt: 「ラストゲーム最後の早慶戦」を鑑賞してきました昭和18年、太平洋戦争の中で敵国アメリカの国技という理由で解散させられた六大学野球部員たちの青春を描く実話を元にした人間ドラマ。監督は神山征二郎。主人公の..
Weblog: 日々“是”精進!
Tracked: 2008-09-14 12:38

ラストゲーム 最後の早慶戦
Excerpt: 父が心配そうに息子を見つめる姿を見逃すな・・・錯覚だったのかも・・・
Weblog: ネタバレ映画館
Tracked: 2008-09-14 21:12

ラストゲーム/最後の早慶戦 試写会@九段会館
Excerpt: 「俺、戦争で死ぬの怖いんだ!」、「オレだって恐い!
Weblog: ネット社会、その光と影を追うー
Tracked: 2008-09-15 01:58

ラストゲーム 最後の早慶戦
Excerpt: 生きてホームに還るスポーツ・・・。いい言葉だよ。
Weblog: 迷宮映画館
Tracked: 2008-09-15 20:26

【ラストゲーム 最後の早慶戦】
Excerpt: 監督:神山征二郎 出演:渡辺大、柄本明、石坂浩二、柄本佑、藤田まこと、富司純子 「1943年、どんどん悪化していく戦況の中で六大学野球が廃止されほとんどの学校の野球部が練習を止めてしまっている..
Weblog: 日々のつぶやき
Tracked: 2008-09-16 16:41

ラストゲーム 最後の早慶戦
Excerpt: 1943年に行なわれた野球の早慶戦のエピソードを映画化した作品です。 徴兵を前にした学生たちや家族、そして彼らを見守ってきた先生たちの想いに胸がいっぱいになりました。 1943年。戦況は悪化して六大..
Weblog: とりあえず、コメントです
Tracked: 2008-09-16 23:32

試写会「ラストゲーム最後の早慶戦」
Excerpt: 当直明けの日には、日中は家でのんびりしてから夕方のっそり出動して、試写会というパターンが定着してきました。いい傾向です。今日の試写会は有楽町よみうりホールで、「ラストゲーム最後の早慶戦」。泣きの邦画み..
Weblog: 流れ流れて八丈島
Tracked: 2008-09-17 00:59
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。