2009年06月12日

世界に愛された日本〜教科書に乗らない歴史E 【太陽と月とペリリュー島に咲く桜】

日本とパラオ
〜太陽と月とペリリュー島に咲く桜〜

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第一次世界大戦と日本
〜スペインからドイツ、そして日本へ〜
パラオを含むミクロネシアの歴史は搾取と支配の歴史だった。 1543年、スペイン人がこの島々を発見。 それからスペイン植民地時代が続き、1899年にスペインはミクロネシアの統治権をドイツに売却。 その後、1914年に第一次世界大戦が勃発し、日本はドイツよりパラオを含むミクロネシアの島々を占領。 大戦終了後の1920年、国際連盟よりパラオを含むミクロネシアの日本委任統治が認められる。 パラオのコロール島に南洋庁本庁が置かれ、日本からの多数の移民がパラオに押し寄せた。 ただ、日本が欧米と違ったのは徹底したインフラ整備であった。パラオの町に電気をともし、市場経済を根付かせ、道路の整備や島と島を繋ぐ橋も数多く建設された。 教育においては現地に公学校を設置、日本語・算数・理科などが教えられ、日本人医師が渡り、薬のある医療施設も設けられた。 缶詰工場やビール工場も作られ、日本から渡った熟練者が現地の人々の指導し、サトウキビの栽培・真珠の養殖なども日本統治時代に定着した産業といわれている。 パラオの人々は日本から勤勉の尊さを教わったとい
われている。 それまでの搾取するだけだった白人支配社会と違い、先頭を切って畑を耕し、汗を流して土木・建築作業にあたる日本人の生真面目さ、パラオの発展を我が国かの様に尽力する日本人の姿に、純朴なパラオの人々は次第に心を開き、やがて心が通い合う様になった。

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(当時の街並み)

大東亜戦争とサクラ・サクラ
〜武士道とは信念に死ぬ事と見つけたり〜

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(現在のパラオ)

大東亜戦争末期、日本軍は補給が途絶え、備蓄も尽き、もはや負けるのは時間の問題であった。 しかし日本軍は降伏する事も逃げる事もなく、最後の最後まで戦い、玉砕した。 パラオにペリリューという島がある。南北9キロ・東西3キロ・高さ80メートル・全体で20平方キロの珊瑚礁の小島である。 当時、日本軍はフィリピンを防衛する為に、その島に東洋最大といわれる飛行場を建設していた。 フィリピン攻略を目指すアメリカ軍は戦況を有利に運ぶ為、ペリリュー島に進軍。 1944年9月ついに島は戦場となった。 勇名を以て鳴るハルゼー米軍大将が指揮する第三艦隊300艘の戦艦に対し、日本軍は水戸の第十四師団座下の歩兵第二聯隊を主力とした地区隊・中川州男大佐率いる1万2000名の兵士のみ。 もとより乏しい武器・弾薬・食料を補給するすべすらない文字どおりの玉砕戦。 しかし、日本軍はこれを持久戦に持ち込み、73日間この島を死守。 11月24日、生き残る日本兵は60人足らずとなり、いずれも負傷していて、もはや玉砕以外ありえな
いと悟った中川州男大佐と、そして第十四師団から派遣されていた村井権治郎少将・飯田義栄中佐の三人は、それぞれ古式に則って切腹。 根本甲子郎大尉以下、傷だらけの五十五名による最後の決死隊が夜鬼の如くになって突撃。 24日の夜から27日七時頃までの間に米軍と激しく交戦、全員玉砕。 そして、軍旗も機密書類も焼却したことを意味する最後の電文「サクラ・サクラ」がパラオ本部に届いたのは、11月24日16時の事であった。 中川大佐の最期や命令を知るすべもなかった西海岸守備隊は、その後も抵抗を続けていた。 米軍から武器弾薬はもとより食糧衣類を奪い、神出鬼没のゲリラ戦を続け、山口永少尉以下、陸海軍の生き残った三十四名、それも敗戦後の昭和22年4月22日まで、彼らはおよそ二年半にわたって戦闘を続行した。 この生き残り兵の大半は、最初、米軍が西海岸に上陸した時に最も果敢に戦った勇者たちで、彼らが仕掛けた魚雷で米軍戦艦が爆破されるたび、青い海はアメリカ兵の血で真っ赤に染まったと言い伝えられている。 これを見ていたアメリカ兵が、誰から
ともなくこの浜を「オレンジ・ビーチ」と呼ぶ様になり、現在では「オレンジ・ビーチ」は正式名称になっている。

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(現在のオレンジビーチ)

ニミッツ提督著書『太平洋海戦史』
「ペリリューの複雑極まる防備に打ち克つには、米国の歴史における他のどんな上陸作戦にも見られなかった最高の戦闘損害比率(約四割)を甘受しなければならなかった。既に制海権・制空権を持っていた米軍が、死傷者あわせて一万人を超える犠牲者を出して、この島を占領したことは、今もって疑問である」



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