2007年04月14日

東京タワー〜オカンとボクと時々オトン〜

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いつの時代も普遍的なもの→いまの時代だからこそ
評価☆☆☆☆ 
 正直言うと、この映画の主役二人、ボク(オダギリジョー)とオカン(樹木希林)は私のあまり好きではない役者だった。
でもこの作品の持つテーマ「子を思う親の気持ち。」「親を思う子の気持ち。」描かれている普遍性に惹かれて劇場に足を運んだ。そう人の子として生を受けた以上、ホンとに普遍的なテーマだ。誰が子を演じ、誰が母を演じているのか。そんな他人の話ではなく、自分の心の中にも同じ思い出がある。 子供の頃「うちの母ちゃんが作るご飯が一番美味しい」と思ったことはないだろうか?親元を離れ生活をはじめた時、改めて親の有難さを感じたことはないだろうか? 親の知らないところで申し訳ないと思いつつだらけた生活を繰り返す自分に歯がゆさをかんじたことはないだろうか? 死に別れてみて初めて親の恩を感じたことはないだろうか? きっと誰にでも一つは当てはまるものがあるはずだ。 私もいつの間にか物語の中のボクに自分を重ね、自分のオカンとオトンを思い出していた。 後半はガンに侵されたオカンの闘病生活がストーリーの主となるが、私も父をガンで亡くしている。幸い私の父は抗がん剤の副作用は少なく、映画の中のオカンほど苦しむ姿を目にはしていないが、病床についていながらも見舞いに顔を出すと、自分のことよりも「仕事はどうだ?」「きちんと飯は食っているのか?」と子供の心配ばかりするのは映画の中のオカンと全く一緒だった。
 このシーン何かがフラッシュバックしたのだろうか? 私の隣に彼女と二人で来ていた男の子も私よりほんの一瞬先にハジケてしまったらしく嗚咽が漏れ始めた。 そこから先は私とその男の子の鼻をすする音の合唱で何かのメロディに聞こえるのでは?と自分で思った程だったw
…何だか急に現実的なレビューになってしまったが、「自分の子を虐待する親」「親を殴り殺す子」 そんな親子があまりめずらしく感じられなくなってしまった今の時代だからこそ多くの人に観てもらいたい作品だ。





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posted by 豪 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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