2007年03月10日

バッテリー

バッテリー1.jpg
さわやかな春の風のような作品→ストレートな青春映画
評価☆☆☆☆
 ”野球”を題材にして日常のいろんなつながり、「信頼」だったり「友情」だったり「親子愛や兄弟愛」だったりとそんな何気ないテーマについてを心地よくさわやかに描いています。人間関係に疲れていたり世の中の暗い出来事にうんざりしている、そんな人達に「まだ、目標に向かって真直ぐになれるんだ」「信じることから全ては始まるんだ」とストレートに伝わる作品です。自分の才能に絶大な自信を持ち他人を寄せ付けない孤高の野球を続ける原田巧。彼の無愛想さ、無口さは始まってすぐには「感じわる〜」ってな感じで中々感情移入していくことは出来ない。けど、彼の病弱な弟、その弟ばかりに肩入れする母親など、彼の性格を形成したであろう家庭環境が描きだされると、本当は母親との心の距離を縮めたいと思っていることや、根底にある彼の優しさ、気持ちをきちんと言葉にして表現できない彼の不器用さが伝わってくる。そんな彼にも思いを言葉ではなく野球を通してしっかりと受け止めてくれるよき理解者やチームメイト達がいる。 特にバッテリーの女房役「永倉豪」はそんな巧の屈折した性格にはじめは戸惑いながらも有りのままの巧を受け止めようと努力する。無口な巧が思いを何とか伝えようとするシーン、豪は「ぐちゃぐちゃしゃべってないで、それより野球やろうぜ!」とニッコリ笑う。豪は人の気持ちを捉える名キャッチャーだ。きっと人生のいろいろなシーンで大切な人の気持ちをバシッと捉えていくのだろう。そんな頼もしさが彼の笑顔にはある。そして巧の気持ちを代弁する父親が言う。「巧の野球は祈りだと思わない?長く生きられないかもしれない弟、その弟が大好きな野球を巧は必死で続けていると思わない?」
ラストシーン、弟青波の思いを受けマウンドに立つ巧。その試合のグラウンドに初めて姿を見せ声援を送る母親。言葉ではない思いが伝わった瞬間。…スクリーンを見るボクの目から涙が止め処なく溢れていた。「自分にはもう無理」とあきらめる作業が大人になっていくこと。いつからそんな生き方をしてきてしまったのか?迷いながらも真直ぐだったあの頃、大好きなものにひたすら打ち込んでいたあの頃のことを思い出し、人生のうちで何かに必死で打ち込めるのは何も若いうちだけじゃないんだとパワーをもらった気分ですw 観た後に「さわやかな春の風」が心に吹くような、とても優しい気持ちになれる作品です。よかったと思いますよwww 


posted by 豪 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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