2006年12月02日

嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生.jpg
人間の価値とは?→人に何をしてもらったかではなく何を人にしてあげたか?ということ。
評価☆☆☆☆
 一番最初にこの嫌われ松子の一生の劇場予告を目にした時、「ミュージカル活劇風」「セピア色」にコッテコッテのくどそうな映像。正直、見たいと思える作品にはとても思えなかった。けど公開がはじまりレビューを読んでみると、以外にも高評価が多い!が、しかし・・・。多少この作品に対する意識は変ったものの、自分の目でみた劇場予告の印象が払拭出来ずにどうしても劇場に足が向かなかったw
だけど、実際に見てみるとレビューの高評価がよくわかるとても上質の作品だったことに気が付いた。もっと早めに見ておけば良かったと後悔w
ミュージカル活劇風見えた所々に組み込まれた歌と踊りや、しつこいほどのコッテコッテの映像は暗く救いようのない松子の一生を明るくどんな事態にも前向きに取り組む一生に変え、セピア色、モノトーン調の映像は過去と現在のタイムラグを上手に感じさせる出来になっていた。
ストーリー自体は川尻松子という女性の一生を元に描かれたノンフィクションだ。女性なら誰でも普通に願う「幸せな人生、幸せな一生」松子もそんな人生を夢見る普通の女性だった。しかし・・・。不幸を絵に書いたような人生とは松子の人生のようなことを言うのだろう。惚れて尽くした男にはことごとく捨てられ、教師からソープ嬢へ、果ては殺人犯として服役の身へ。他人事とはいえここまで不幸続きだと可哀想で見ていられなくなる。ただ、松子のことを見ていて立派だなと感心したのは、劇中にでてきたこのセリフ「人間の価値とは人に何をしてもらったかではなく人に何をしてあげたかということ」これを見事なほどに体現していることだ。松子が迎えた人生の最後「早く家に帰りなさいよ。」の一言は、姿、形は変り果ててはいても教師だった頃の純粋な気持ちのままであった松子の心の有り様を表しているようでなんだかとても切ない気持ちになった。今回の人生が不幸続きの人生だったのだから、今度生まれ変わってきた時はきっと素晴らしい人生が待っている。そう信じてあげたいね。−川尻松子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げますー
posted by 豪 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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