2007年04月23日

俺は、君のためにこそ死ににいく

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俺は、君のためにこそ死ににいく→タイトルに込められた意味

評価☆☆☆☆☆ 
 
私がこの作品の存在を知ったのは今から一年以上前に遡る。当時、劇場に見に行った作品の前に予告が流れていたのだ。(と言っても当時はまだ撮影自体始まっていない時期だったらしく満開の桜がスクリーンに映し出され、そこにタイトルと製作指揮 石原慎太郎というティロップが入った簡単なものだった。)その時私はこの「俺は君のためにこそ死ににいく」というタイトルを目にし、「なんてエキセントッリクなタイトルだろう」と気分が少し引き気味なになったことを今も憶えているw それから一年が経ち、つい先程一ツ橋ホールの試写会で観させてもらってきた。内容はかの有名な特攻の母と呼ばれる富屋食堂の女将、鳥浜トメさんが実際に送り出した特攻隊員達の姿を描いた群像劇だ。
物語の内容は以前「ホタル帰る」という鳥浜トメさんのことを書かれた本を読んだことがあるために私には特にこれといって目新しいエピソードは無かった。それに正直言えば映画としての出来も同じ東映が配給しているだけあって「男たちの大和」の焼き直しな感が否めない。その上、出演者が多く、物語の軸になる登場人物が誰なのかも分かりづらい。カメラワークもあまり良くない感じで遠隔で画面を撮るために、全員軍服で坊主頭なので観ている側には誰が誰のか分かりづらい等、細かな点は気にはなった。(ただ大和で口うるさいミリタリーオタクにこき下ろされていた点は大分良くなっておりクライマックスで展開する特攻シーンは日本の戦争映画の中ではかなりのリアリティーとインパクトがあったと感じた。)

けれどもそんな中でも私の心に深く焼きついた印象的だったシーンがある。(*以下激しく(でもないかもしれませんが)ネタばれあり。これから観ようと思っている方はスルーして下さいw)劇中、子犬を抱いた19歳の少年飛行兵がトメに「俺が死んでしまったらもう誰も俺のことなんて忘れてしまうんだろ?」と心の内をうちあけるシーンが出てくる。それに対してトメは「誰もあんたのこと忘れたりするもんですか」と答える。すると少年兵は「本当に?約束だよ。」と涙をためながらニッコリ笑い「俺、まだ19だから残りの30年の寿命おばちゃんにあげるよ。だから長生きしてな。」と出撃して行く。
この台詞を聞いた時、私はこの少年兵に「今の日本はどうですか?俺達が託した未来を大切にしてくれていますか?」と問われた気がして申し訳無さで涙が溢れ出た。

戦後60年以上が経ちあの時代の真実がどんどん忘れ去られようとしている今、私はこの少年兵に「俺達との約束忘れないでください」と言われた気がしたのだ。(まァ正確に言うと何も約束した憶えは無いんだけどw)

けれど日本人としてこの日本の国が彼らのような夥しい死者の上に成り立っている。このことが意識の中から薄れていくのは日常の生活の中で何気なく存在している空気や水、草木、人が存在していく上で必要な全てが有ることが当たり前と何も感じていないことと同じに思えたのだ。

そしてラストシーンまで見終えた私はこのタイトルの「君」の中に彼等が信じた未来、「今」という時代を生きる私達も含まれているのだということに気がついた…。

 



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2007年04月14日

東京タワー〜オカンとボクと時々オトン〜

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いつの時代も普遍的なもの→いまの時代だからこそ
評価☆☆☆☆ 
 正直言うと、この映画の主役二人、ボク(オダギリジョー)とオカン(樹木希林)は私のあまり好きではない役者だった。
でもこの作品の持つテーマ「子を思う親の気持ち。」「親を思う子の気持ち。」描かれている普遍性に惹かれて劇場に足を運んだ。そう人の子として生を受けた以上、ホンとに普遍的なテーマだ。誰が子を演じ、誰が母を演じているのか。そんな他人の話ではなく、自分の心の中にも同じ思い出がある。 子供の頃「うちの母ちゃんが作るご飯が一番美味しい」と思ったことはないだろうか?親元を離れ生活をはじめた時、改めて親の有難さを感じたことはないだろうか? 親の知らないところで申し訳ないと思いつつだらけた生活を繰り返す自分に歯がゆさをかんじたことはないだろうか? 死に別れてみて初めて親の恩を感じたことはないだろうか? きっと誰にでも一つは当てはまるものがあるはずだ。 私もいつの間にか物語の中のボクに自分を重ね、自分のオカンとオトンを思い出していた。 後半はガンに侵されたオカンの闘病生活がストーリーの主となるが、私も父をガンで亡くしている。幸い私の父は抗がん剤の副作用は少なく、映画の中のオカンほど苦しむ姿を目にはしていないが、病床についていながらも見舞いに顔を出すと、自分のことよりも「仕事はどうだ?」「きちんと飯は食っているのか?」と子供の心配ばかりするのは映画の中のオカンと全く一緒だった。
 このシーン何かがフラッシュバックしたのだろうか? 私の隣に彼女と二人で来ていた男の子も私よりほんの一瞬先にハジケてしまったらしく嗚咽が漏れ始めた。 そこから先は私とその男の子の鼻をすする音の合唱で何かのメロディに聞こえるのでは?と自分で思った程だったw
…何だか急に現実的なレビューになってしまったが、「自分の子を虐待する親」「親を殴り殺す子」 そんな親子があまりめずらしく感じられなくなってしまった今の時代だからこそ多くの人に観てもらいたい作品だ。





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2007年03月10日

バッテリー

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さわやかな春の風のような作品→ストレートな青春映画
評価☆☆☆☆
 ”野球”を題材にして日常のいろんなつながり、「信頼」だったり「友情」だったり「親子愛や兄弟愛」だったりとそんな何気ないテーマについてを心地よくさわやかに描いています。人間関係に疲れていたり世の中の暗い出来事にうんざりしている、そんな人達に「まだ、目標に向かって真直ぐになれるんだ」「信じることから全ては始まるんだ」とストレートに伝わる作品です。自分の才能に絶大な自信を持ち他人を寄せ付けない孤高の野球を続ける原田巧。彼の無愛想さ、無口さは始まってすぐには「感じわる〜」ってな感じで中々感情移入していくことは出来ない。けど、彼の病弱な弟、その弟ばかりに肩入れする母親など、彼の性格を形成したであろう家庭環境が描きだされると、本当は母親との心の距離を縮めたいと思っていることや、根底にある彼の優しさ、気持ちをきちんと言葉にして表現できない彼の不器用さが伝わってくる。そんな彼にも思いを言葉ではなく野球を通してしっかりと受け止めてくれるよき理解者やチームメイト達がいる。 特にバッテリーの女房役「永倉豪」はそんな巧の屈折した性格にはじめは戸惑いながらも有りのままの巧を受け止めようと努力する。無口な巧が思いを何とか伝えようとするシーン、豪は「ぐちゃぐちゃしゃべってないで、それより野球やろうぜ!」とニッコリ笑う。豪は人の気持ちを捉える名キャッチャーだ。きっと人生のいろいろなシーンで大切な人の気持ちをバシッと捉えていくのだろう。そんな頼もしさが彼の笑顔にはある。そして巧の気持ちを代弁する父親が言う。「巧の野球は祈りだと思わない?長く生きられないかもしれない弟、その弟が大好きな野球を巧は必死で続けていると思わない?」
ラストシーン、弟青波の思いを受けマウンドに立つ巧。その試合のグラウンドに初めて姿を見せ声援を送る母親。言葉ではない思いが伝わった瞬間。…スクリーンを見るボクの目から涙が止め処なく溢れていた。「自分にはもう無理」とあきらめる作業が大人になっていくこと。いつからそんな生き方をしてきてしまったのか?迷いながらも真直ぐだったあの頃、大好きなものにひたすら打ち込んでいたあの頃のことを思い出し、人生のうちで何かに必死で打ち込めるのは何も若いうちだけじゃないんだとパワーをもらった気分ですw 観た後に「さわやかな春の風」が心に吹くような、とても優しい気持ちになれる作品です。よかったと思いますよwww 


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2007年03月03日

蒼き狼〜地果て、海尽きるまで〜

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ボクはダメでした…。→主役は馬とエキストラ???
評価☆☆
 あの男たちの大和の製作指揮を取った角川春樹の新作ということで、大当たりか大外しかどちらかなァ〜。と思いつつ「チンギスハーン」という人物には待ったく興味も何もなかったのだけれどとりあえず観てみることにしたw …結果的には「何だコリャ!」系の作品でした苦w 宣伝では大々的に総制作費30億円とかやってますが、ただ金をかけりゃーいいってもんじゃないでしょう…。金の使い所を間違えたとしか言いようがない。そりゃーあれだけのエキストラでオールモンゴルロケすりゃ30億くらいすぐにでも消えていくでしょう。それだけ金をかけるのならば使い所さえ違えなきゃもっといい映画が撮れたはずと思うと残念で堪りません。まず原作が上下2巻に及ぶ長編小説なのを2時間の枠にまとめた為かNHKの大河ドラマのダイジェスト版の様な進行でこれでは「チンギスハーン」という人物がたどった一生というものが何だかよくわかりません。それから何を主体に描きたかったのかも非常に曖昧です。家族愛も親子愛もモンゴルを一つの国として統一していくハーンの人生の描き方も全てが中途半端。ただすごかったのは騎馬隊に使われた馬だらけの映像とCGを一切使用しなかったという大量エキストラ兵士達の映像、そしてモンゴルの広大な自然の風景、それだけです。それからかなり最悪だったのが韓国人の新人女優。何であんな新人女優を使ったのか意味がわかりません。日本語は片言の下手さ丸出し。演技に関してもド素人臭くて、その大根演技にこの新人の顔がスクリーンに映しだされる度に気分が悪くなります苦www とにかくこの韓国人新人女優がこの作品の駄作っぷりに拍車を掛けていることはもう間違えありません。ホンとに…。いい加減にしろ!と言いたいwww まァ金をかけた大作という触れ込みに惑わされず、あまり期待しないで観に行かれるのがいいかと思いますよw
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2007年02月28日

フラガール

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日本アカデミー賞 最優秀作品賞→いまさらだけど劇場で観てきた。
評価☆☆☆☆
 前々から見たいと思っていたのだけれどロードショーが始まった時期にタイミングを外してしまいその内上映する映画館がどんどん少なくなって結局今まで観れていなかった。けど日本アカデミー賞受賞の凱旋上映が始まったおかげでようやっと観ることができました。平日の昼間の上映だったのだけれど、結構人で埋まってました。(ミニシアター系の100席ちょっとの小さな会場でしたが。) 内容はもういまさら何を言う必要もないでしょう。自分的には時代設定は多少違いますが、「ALWAYS三丁目の夕日」と重ねて見てしまうところ多々あり。それは話の展開がベターすぎるところ。次はこうくるだろう。そら来た、やっぱりなァ〜。と思いながらも笑ったり涙したりできる内容。「〜三丁目の夕日」を観た時と同じ感じ。特に南海キャンディーズの静ちゃん、最初出てきた時は漫才でもするつもりなのかと笑えたけど、お父さんが炭鉱事故に巻き込まれた時に見せた静ちゃんのプロ意識には大粒の涙がホロホロと…。
 時代の流れに置き去りにされつつある炭鉱の町に住む人々。古いその土地の習慣や慣わしに縛られて新しいものを受け入れられない大人達。「常磐ハワイアンセンター」「フラダンス」という新しいものに未来への希望を見出した子供達。そして都会から流れてきた「ダンスの女教師」彼女達が織り成すストーリーは一見、「スポ根物語系」に見えてしまうのだけれど、単なるお涙頂戴物語には止まらず、見ている側にきっちりと「頑張ればできる。」「諦めなければ絶対に叶う。」ことを伝えてくれる。特にラストシーン、蒼井優演じる紀美子のフラダンスは頑張った者、諦めなかった者のみが極めた姿であり、ダンスと言えるでしょう。そしてそういった姿はいつの時代にも人に感動を与えるのですね。頑なに反対していた紀美子のお母さんが我を忘れ手を叩いて紀美子の姿に声援を送っていたのと同じように…。

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2007年02月07日

どろろ

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何故こんなにヒットしているのか?→イマイチよくわからない
評価☆☆
正直、あまり興味のある映画ではなかったのだけど、興行成績が良いのと、友人から東宝株主優待券なるタダ券を貰ったボクは、対象になる映画館で上映している作品の中ではこれが一番まともだったくらいの理由で鑑賞w
感想としては何でこんなにヒットしているの?どこが面白いの?と、言う感じ。主役が妻夫木だから??? 相手役が柴崎だから??? 主題歌がミスチルだから??? 原作が手塚治だから??? 確かに原作もキャストも音楽も超がつくほど豪華。大作の中でも超大作と言ってもいいほどの内容…。でも…、何かが違う…。話の内容もそこそこに飽きさせず眠くなることもなくラストまで行くんだけど…。なーんかイマイチ楽しめない。何故だろう…。柴崎コウの演技がウザイから??? 登場してくる怪獣達のCGがチャちぃから??? 何故こんなにヒットしているのか? どこが面白くないのか? 全てがビミョーにわからない…。こんな作品は初めてでした。まァ今回はっきりわかったことは、ヒットしている作品=面白い作品ではないということを改めて認識できたことと、自分的な感想を述べさせて頂くとタダ券で良かった。ということくらいですかねw 最後に続編を匂わすようなティロップがチラッと流れますが「どろろ2」ですか? 観に行くかどうかは正直ビミョウですねwww
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2007年01月23日

それでもボクはやってない

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社会派エンターティメント作品→考えさせられた。
評価☆☆☆☆ 
最初にこの作品の劇場予告を見た時は興味半分、でもそれ程面白そうでもなく、こんな作品が公開されるんだ。くらいの印象だった。でもいざ公開されてレビューを読むとなかなか評価が良い!昨年暮れに「硫黄島からの手紙」を観てから観たいと感じる映画がなかったボクは早速映画館へ。
結果としては観て良かったと思えた。日常の生活の中、男なら誰にでも有り得る痴漢の冤罪。主役を演じた加瀬亮とてもよかったです。徹平の立場、お母さんの立場になって観ると思わず感懐深いものがこみ上げて来ますね。この監督は今の裁判の有り方の問題点にザックリと切り口を入れていますが、国民の生活や秩序を守る為の法律が生み出す冤罪。人生自体が台無しになってしまいかねない怖さを感じました。裁判官も国家公務員であり、無罪の判決を出すことは国家権力に逆らっていることになり、有罪判決を出すことのほうが簡単であり、楽であること。日本の裁判の有り方を見せ付けられ考えさせられた。
「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰することなかれ。」
今の現実から考えると「とんでも理想論」のように感じてしまうこの言葉。
 でもいつか多くの裁判官がこの「とんでも理想論」の理念に燃えて法廷に立つ日が来ることを信じたい…。
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2006年12月11日

硫黄島からの手紙

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「硫黄島」 二万余名の英霊達の生きた場所→61年の時を超えて届く兵士達の想い
評価☆☆☆☆ 
かつて太平洋戦争(大東亜戦争)末期、制海空権の全くない絶海の孤島で圧倒的軍事力で上陸作戦を展開する米軍相手に「本土に暮らす家族や子供達が少しでも安心して生活できるなら、我々がこの島を守る一日には意味がある。」 その想いだけでわずか5日で陥落すると思われていた戦闘を36日間も戦い抜いた兵士達がいた。その戦場の名は「硫黄島。」太平洋戦争最大の激戦の地である。この作品はそこに生きた兵士達の生き様と想いを現代に伝えてくれるものである。
 正直、見終わった後、こうしてレビューを書いてはいるが…言葉がでない。「映画としてどうだったか?」そんなウンチクは通用しなというか、必要がない。そんな思いになる。とても重たい気分だ。 描かれているのは御国の為に戦った英雄の姿ではなく、ただ戦争の悲惨さ、壮絶さだ。日本側からの視点で描かれる物語の中にあえて静かに息を引き取る米兵の母からの手紙のシーンを組み込むことで、戦争という人と人の殺し合いの無意味さを感じさせる。また、「家族を守る為に死地へとやってきたが、帰りを待つ家族の元へ生きて帰りたい」と思う矛盾。それは指揮官であろうと、一兵卒であろうと同じ思いであったこと。西郷が涙を流すシーンには胸が痛んだ…。栗林中将が「2度あることは3度ある」と暗に西郷に「お前は生きて帰れ」と郷の中に残したのも、戦場の指揮官としての立場ではなく自分と同じ思いであった西郷にたいする人間としての優しさだったのだろう。「硫黄島」  栗林中将を始めとする2万余名の英霊達が最後を生きた場所。 その場所で書き綴られた何百という手紙に込められた思いの全てを受け止めることはボクにはできないが、「硫黄島からの手紙」は61年後に生きるボクの胸に確かに何かを届けてくれた…。 


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2006年12月03日

タイヨウのうた

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イマイチ・・・。→激辛口です。ご注意を!!!
評価☆☆
「せかちゅう」に端を発するいわゆる難病物系=泣ける映画の代名詞的作品。でも「せかちゅう」で全く泣けなかった僕にはこの映画もやっぱり微妙でした。 遺伝子だかDNDだかの関係で太陽の光にあたると死んでしまう天音薫という少女のお話。まず、病名を聞いたことがないw 自分が無知なだけなのかもしれないがこれは作品の登場人物に感情移入できるか否かの大きな鍵であるw 結果として僕はこれがこの作品に入り込めない原因になってしまった。主役のYUIと塚本くんもどちらもビミョウに美少女、イケメンでないところだけは妙にリアリティーがあったけどそれだけ。特にYUIのど素人臭い演技にはこれで主役かよ。とこの映画のレベルに絶望感が沸きまくりwww ストリートシンガーでという設定のYUIの歌も正直、微妙。YUIの歌声が自分には生理的にあわないのだろうがこの歌で道端にこんなにひとが集まるわけ無いじゃんwとすでに全てに否定的w 病気の進行も発病したと思ったら次のシーンでは突然死んでるし。とにかくあらゆるところでリアルさを感じないし、感情移入できない。最初から最後まで「ハア?」の大連発。すんごい高い評価つけてる人のレビューをいくつか読んだけど、正直 どこで泣けるのか教えてほしい。 結局、難病物系は自分には合わないということを2時間かけて再確認したような映画でしたwww
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2006年12月02日

嫌われ松子の一生

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人間の価値とは?→人に何をしてもらったかではなく何を人にしてあげたか?ということ。
評価☆☆☆☆
 一番最初にこの嫌われ松子の一生の劇場予告を目にした時、「ミュージカル活劇風」「セピア色」にコッテコッテのくどそうな映像。正直、見たいと思える作品にはとても思えなかった。けど公開がはじまりレビューを読んでみると、以外にも高評価が多い!が、しかし・・・。多少この作品に対する意識は変ったものの、自分の目でみた劇場予告の印象が払拭出来ずにどうしても劇場に足が向かなかったw
だけど、実際に見てみるとレビューの高評価がよくわかるとても上質の作品だったことに気が付いた。もっと早めに見ておけば良かったと後悔w
ミュージカル活劇風見えた所々に組み込まれた歌と踊りや、しつこいほどのコッテコッテの映像は暗く救いようのない松子の一生を明るくどんな事態にも前向きに取り組む一生に変え、セピア色、モノトーン調の映像は過去と現在のタイムラグを上手に感じさせる出来になっていた。
ストーリー自体は川尻松子という女性の一生を元に描かれたノンフィクションだ。女性なら誰でも普通に願う「幸せな人生、幸せな一生」松子もそんな人生を夢見る普通の女性だった。しかし・・・。不幸を絵に書いたような人生とは松子の人生のようなことを言うのだろう。惚れて尽くした男にはことごとく捨てられ、教師からソープ嬢へ、果ては殺人犯として服役の身へ。他人事とはいえここまで不幸続きだと可哀想で見ていられなくなる。ただ、松子のことを見ていて立派だなと感心したのは、劇中にでてきたこのセリフ「人間の価値とは人に何をしてもらったかではなく人に何をしてあげたかということ」これを見事なほどに体現していることだ。松子が迎えた人生の最後「早く家に帰りなさいよ。」の一言は、姿、形は変り果ててはいても教師だった頃の純粋な気持ちのままであった松子の心の有り様を表しているようでなんだかとても切ない気持ちになった。今回の人生が不幸続きの人生だったのだから、今度生まれ変わってきた時はきっと素晴らしい人生が待っている。そう信じてあげたいね。−川尻松子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げますー
posted by 豪 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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