2006年11月02日

男たちの大和/YAMATO

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評価☆☆☆☆☆
正直、細かなとこは幾つか気になる点はあったという前提で。悲惨な戦闘シーンはスティーブンスピルバーグの「プライベートライアン」 生還者が現代から過去を回想していく時間軸、不沈艦と謳われた船が沈み、物語が完結する展開はジェームスキャメロンの「タイタニック」に酷似している。と、突っ込んではいけないw
映画として出来は今一つ。 でもメッセージとしては極上のものがあった。劇中はあえてだと思いますが反戦的、好戦的どちらかに誘導するセリフは一切出てこない。戦争映画というよりヒューマンドラマ。
あの時代を生きた青年達の日常や心情が丁寧に描かれていて、自分をそこに重ね合わせていくことはさほど、難しくない。
もし、自分やその家族、友人、愛する人だったら…。想像するだけで胸が痛い。愛する我が子を戦場に送り出す母親の気持ちってどんなだったろう?祖国の為に、死ぬとわかっていながら出撃していく兵士達はどんな気持ちだったろう?
生きる時代背景が違うってだけで「生と死」に対する覚悟が全く違う。あの時代を生きた青年達の心情がかなりリアルに伝わってくる。とにかく泣いた。
過去からのメッセージが2005年の海へ祈りとして届くラストシーンまで生きることの意味を問う画面が涙で霞っぱなしである。
ラスト、漁師見習いの少年の行動がこの映画のテーマを見事に体現していると感じた。
それはボクたち、戦争を知らない世代に「語り継いで行くこと。」のように思えた。
大和の運命が悲劇だったことは疑う余地はない。
「敗れ目覚める。それ以外に日本が救われる道はない。俺達は日本が新しく生まれ変わる為に、その魁として散る。」この一言だけが大和の悲しい運命の救いになっていると感じた。


昭和20年4月7日。彼等はどんな思いで闘ったのだろう…?60年前のあの日、あの瞬間、若者達が信じ、夢見て散っていった未来に今、ボク達は生きている。


安心してください。頑張ってます。そう彼等に胸を張って言える生き方をしているか?


そんなことを考えさせられる映画だった。


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2006年11月01日

いま、会いにゆきます。

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いま、会いにゆきます。という決意。
評価☆☆☆☆☆


「世界の中心で愛をさけぶ」で失敗したと感じていたボクはこの映画、かなり不安でした。

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でもそんな心配全く無用でした。





映像も物語の展開もとても丁寧に描かれていて、すんなりと話に入っていけました。
特に森での別れのシーン。裕次の「ママは僕のせいで死んじゃったんでしょ?」という心の重荷を「素敵な大人になってね。」と浄化させる子供への愛。
巧の「ごめんね。幸せにしてあげることが出来なかった。」という負い目に対して「そばにいられるだけで幸せだった。」と相手を思いやる愛。
日常の喧騒の中で生活していると忘れがちな普遍的な愛を感じ涙が溢れ出ました。
また物語の途中〜に張られている伏線が最後に全て1つになっていく展開。その中で明かされる「短くても良い。愛するあなた達と一緒にいる運命を私は選びたい。いま、会いにゆきます。」という決意。
このタイトルの本当の意味を理解した時にまた号泣。

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泣くだけ泣いたら、とても心の温かくなる。そんな物語でした。


「その愛は心に優しく降って来る…。」 そんな映画のキャッチフレーズがとてもピッタリに感じた作品でした。


posted by 豪 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月31日

世界の中心で愛をさけぶ

「微妙な作品だった…。」
評価☆☆


良いという評判だったので、わざわざ映画館まで見に行って来たんだけど…。


正直どこが良かったの???


という感じ。


大沢たかおと柴咲コウを客寄せパンダにして、主役に添えてしまったので、出番を多くする為の演出だと思うんだけど、とにかく過去と現代を行き来しすぎ。
物語的にはそれが返って面白みを無くしてます。

特に、原作にはなかった柴咲コウの役は超微妙。

何の為に存在しているのかサッパリわかりません…。


それから大沢たかおが、地元の写真館で「亜紀のことが、忘れられないんだよ〜。」と泣くシーン。

確かに、高校生の朔には亜紀の死はとても悲しいものだったと思う。

けど、私は人の心はどんな悲しいことも、どんなに傷ついても、時の経過と共に癒やされていくもの。
と認識している。


亜紀の死から20数年もたった現代であれはないと思う。


あれじゃ世界の中心というより、物語の中心からズレたところで愛を叫んでいると思ったのは私だけだろうか…?


どうせだったら高校生の2人に愛を叫ばせてあげれば良かったのにね…。

若手の森山未來と長澤まさみの演技に☆2つm(_ _)m


自分が中学生か高校生くらいの時に見ていたら泣けてたかもねw
posted by 豪 at 10:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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